【箱根】芦ノ湖夏まつりウィーク2025｜伝統と花火が彩る箱根の夏完全ガイド

芦ノ湖夏まつりウィークとは？

芦ノ湖夏まつりウィークは、箱根神社の御鎮座を祝う例大祭を中心に、毎年7月31日から8月6日までの1週間にわたり開催される伝統的な祭典です。期間中は、芦ノ湖の「元箱根湾」「箱根湾」「箱根園湾」「湖尻湾」の各地で神事や花火大会が行われ、湖畔全体が賑わいに包まれます。

1268回を迎える伝統行事の歴史と由来

2025年で1268回目を迎える芦ノ湖夏まつりウィークは、箱根神社の創建に由来します。箱根神社は奈良時代の天平宝字元年（757年）、万巻上人が箱根大神のご神託を受けて現在の地に社殿を建立したのが始まりとされ、以来、関東随一の山岳信仰の聖地として多くの人々の信仰を集めてきました。芦ノ湖夏まつりウィークは、この長い歴史を背景に、箱根神社の御鎮座を祝う例大祭とともに発展してきた伝統行事です。

2025年の開催日程・時間

2025年の芦ノ湖夏まつりウィークは、7月31日（木）から8月5日（火）までの6日間にわたり開催されます。主なスケジュールは以下の通りです。

• 7月31日（木）：湖水祭花火大会（元箱根湾、20:00～）
• 8月1日（金）：例大祭奉祝花火大会（元箱根湾、20:00～）
• 8月2日（土）・3日（日）：箱根園サマーナイトフェスタ納涼花火大会（箱根園湾、20:00～）
• 8月4日（月）：湖尻龍神祭花火大会（湖尻湾、20:00～）
• 8月5日（火）：鳥居焼まつり花火大会（元箱根湾、20:00～）

芦ノ湖で連日開催される花火大会の見どころ

芦ノ湖夏まつりウィークの最大の魅力は、湖上から打ち上げられる連夜の花火大会です。初日の湖水祭花火大会では約5,000発の花火が夜空と湖面を鮮やかに彩り、2日目の例大祭奉祝花火大会や箱根園サマーナイトフェスタでも、それぞれ約2,000～2,500発の花火が打ち上げられます。

最終日の鳥居焼まつり花火大会では、湖上の鳥居が炎に包まれる幻想的な光景とともに、約3,500発の花火が祭りのフィナーレを飾ります。湖畔からはもちろん、観覧船からも花火を楽しむことができ、箱根の自然と伝統が融合した唯一無二の夏の夜を体感できます。

2025年｜日別イベントスケジュールと花火大会一覧

芦ノ湖夏まつりウィーク2025は、7月31日（木）から8月5日（火）までの6日間、芦ノ湖各地で伝統行事と花火大会が連日開催されます。各日の主なイベントと花火大会のスケジュールは以下の通りです。

おすすめ観覧スポット＆写真映えポイント

元箱根周辺のベスト観覧エリア

• 元箱根湾は芦ノ湖夏まつりウィークの花火大会メイン会場であり、湖水祭や例大祭奉祝花火大会、鳥居焼まつり花火大会などが開催されます。元箱根港周辺の湖畔は、花火と湖面のリフレクション、さらに鳥居を同時に望める絶好の観覧エリアです。
• 会場付近には夜店や屋台も並び、祭りの雰囲気を満喫しながら花火を楽しめます。
• 早めに場所取りをすれば、湖畔沿いの芝生や遊歩道からゆったりと鑑賞できます。

静かに楽しみたい人向け｜少し離れた穴場スポット

• 混雑を避けて静かに楽しみたい方には、箱根神社裏手や成川美術館周辺がおすすめです。ここからは花火全体を俯瞰でき、比較的人が少ないため落ち着いて観覧できます。
• また、桃源台港や箱根園側の湖畔も、元箱根より人出が少なく、ゆったりと湖上花火を楽しめる穴場スポットです。
• さらに、期間限定で運航される「納涼花火観覧船」に乗れば、湖上から迫力ある花火を間近で楽しむことができ、混雑を気にせず特別な体験ができます。

花火と湖と鳥居の絶景を写真に収めるなら？

• 芦ノ湖ならではの絶景写真を狙うなら、元箱根湾の「平和の鳥居」前がベスト。湖面に映る花火と、ライトアップされた鳥居、そして夜空に広がる大輪の花火を一枚に収めることができます。
• 特に鳥居焼まつり花火大会では、湖上に浮かぶ燃える鳥居と花火、灯籠流しが同時に見られ、幻想的な写真が撮れる絶好のタイミングです。
• 望遠レンズを使えば、鳥居を前景に花火を大きく写し込む構図もおすすめです。三脚を使い、湖畔の遊歩道や芝生エリアから撮影すると安定した写真が撮れます。

アクセス情報と交通規制について

公共交通機関でのアクセス

• 小田原方面からは、箱根登山鉄道「箱根湯本駅」で下車し、元箱根港・箱根町港行きまたは箱根関所跡行きバスに乗車（約35分）、元箱根停留所下車すぐが会場です。
• JR東海道新幹線「小田原駅」からも、箱根町港行き・箱根関所跡行きバスで約1時間10分でアクセス可能です。
• 三島・御殿場方面からは、三島駅や御殿場駅から伊豆箱根バス・小田急箱根高速バスで芦ノ湖方面へ向かうことができます。

車でのアクセスと駐車場事情

• 小田原厚木道路箱根口ICから箱根新道経由で約25分、または国道1号経由で約40分で芦ノ湖エリアに到着します。
• 箱根園エリアには有料駐車場（312台、2000円/回）、元箱根周辺にも時間貸し駐車場（330台、330円/1時間）が用意されています。
• ただし、花火大会当日は早い時間から満車になることが多いため、余裕を持った到着をおすすめします。

2025年の交通規制・渋滞回避のコツ

• 花火大会開催日には、会場周辺で交通規制が実施されます。特に元箱根・箱根園周辺は車両通行止めや一方通行などの規制が敷かれるため、現地案内や公式サイトの最新情報を事前に確認してください。
• 会場付近の道路は夕方以降大変混雑するため、公共交通機関の利用が推奨されています。
• イベント終了後は臨時バスが運行されるため、混雑を避けてスムーズに帰路につきたい方は、臨時バスの時刻表も事前にチェックしましょう。
• 渋滞回避の裏技として、「箱根神社」や「成川美術館」などで時間調整し、徒歩で会場入りするルートもおすすめです。

周辺の観光も楽しもう

おすすめ観光スポット厳選５選

• 箱根神社・九頭龍神社
  芦ノ湖畔に鎮座する箱根神社は、奈良時代創建の関東屈指のパワースポット。ご祭神の九頭龍大神は商売繁盛や縁結び、心願成就など多くのご利益で知られ、参拝者が絶えません。湖上の鳥居や歴史的な宝物殿も見どころです。隣接する九頭龍神社は、龍神伝説に由来し、縁結びの神社としても人気です。
• 箱根関所・箱根関所資料館
  江戸時代の交通の要衝だった箱根関所を忠実に復元。関所内では当時の役人や旅人の様子を再現した展示や、資料館で歴史を学ぶことができます。芦ノ湖を望む絶好のロケーションで、歴史散策にも最適です。
• ガラスの森美術館
  ヴェネチアン・グラスを中心に、きらめくガラス工芸品が並ぶ美術館。庭園にはガラスのオブジェが点在し、四季折々の花とともにフォトジェニックな景観を楽しめます。カフェやショップも充実し、優雅なひとときを過ごせます。
• 強羅公園
  箱根登山鉄道の終点・強羅駅近くに広がる日本初のフランス式整型庭園。バラ園や温室、体験工房などがあり、季節ごとの花々やアート体験が楽しめます。園内からは箱根の山々を一望でき、散策にもおすすめです。
• 大涌谷
  箱根火山の噴煙地帯で、地熱と硫黄の香りが立ち込めるダイナミックな景観が魅力。名物の黒たまごを味わいながら、ロープウェイからの絶景や火山活動の迫力を体感できます。晴れた日には富士山の眺望も楽しめます。

日帰り？宿泊？おすすめホテル＆旅館情報

芦ノ湖夏まつりウィークは夜の花火大会が最大の見どころ。ゆっくりと祭りや観光を満喫するなら、ぜひ宿泊をおすすめします。湖畔や強羅、宮ノ下エリアには温泉宿やリゾートホテルが充実しており、花火後も混雑を気にせず、温泉や美食で癒やしの時間を過ごせます。翌日は周辺観光も楽しめるので、特別な箱根の夏旅を計画してみてはいかがでしょうか。

➡️箱根湯本のおすすめホテル
➡️強羅のおすすめホテル
➡️宮ノ下のおすすめホテル
➡️仙石原のおすすめホテル
➡️芦ノ湖畔のおすすめホテル
　

著者紹介

マイまい｜ミニッツマガジンライター
（東京都生まれ、軽井沢に在住）

全国のホテル・旅館に泊まりながら旅するOL。パン作りが好きで、軽井沢を拠点にパン屋さんでも働く。これまで、100を超えるホテル・旅館に宿泊をしている経験を活かし、数々の旅行サイトでWEBライターとして働く。執筆した記事も100以上！ラグジュアリーなホテルから、民宿まで幅広く宿泊。国内のおすすめホテルを紹介するため日々、執筆に勤しみながら今日も素敵な宿泊先を予約して旅をする。

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