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「なら燈花会2025」完全ガイド|カップル・女子旅にもおすすめ!開催情報&エリア別みどころ紹介
更新日: 2025/07/17

「なら燈花会」は、世界遺産に囲まれた奈良公園一帯が数万本のろうそくの灯りで彩られる、奈良の夏の風物詩。それぞれの灯りには祈りや願いが込められ、訪れる人々の心を穏やかに照らします。静寂と温かみに満ちたこの光景は、日常を離れ、千年の都ならではの祈りの時空へと誘います。
「なら燈花会2025」とは?
奈良の夏、夜空が深まるとともに浮かび上がる灯りの祭典――「なら燈花会2025」は、2025年8月5日~8月14日の10日間、古都・奈良公園一帯で開催されます。春日大社や東大寺、興福寺などの世界遺産を背景に、約数万本のろうそくが穏やかで神聖な雰囲気を作り出し、訪れた人々に静かな感動をもたらします。入場料は無料(一部体験・夜間拝観は有料)、小雨決行で、多くのボランティアと市民の手で紡がれる「手づくりの絶景」です。
2025年の開催概要
- 開催日程: 2025年8月5日(火)〜8月14日(木)
- 点灯時間: 毎日19:00〜21:30
会場は奈良公園一帯。主なエリアとしては、浮雲園地、春日野園地、浅茅ヶ原、猿沢池、五十二段、東大寺大仏殿周辺などが予定されています。各会場で異なる灯りの演出が楽しめるのも、なら燈花会の見どころの一つです。
「なら燈花会2025」会場別・見どころガイド
春日野園地
視界いっぱいに広がるろうそくの“光の海”が最大の魅力です。奥には荘厳な東大寺大仏殿がそびえ、歴史的建造物とやさしい灯りが調和し、幻想的な景観が生まれます。 訪れた人々は、空間全体がろうそくの優しい光に包まれる静寂のなか、奈良ならではの祈りと安らぎを感じることができます。
浮雲園地
木立に囲まれた緑の広場いっぱいに、まるで星が集まったかのような幻想空間が広がるため、夜空と地上の光が溶け合う感動を味わえます。 浮雲園地は**体験燈花会**の主要会場でもあり、来場者自身が灯した願いのろうそくによって、その“天の川”が形作られる点も特長です。
浅茅ヶ原
古歌に詠まれた自然豊かな森に、竹筒を使った温かみのある灯りが点在し、他のエリアとは異なる落ち着いた雰囲気が漂います。竹灯りは揺らめきながら森の奥行きを演出し、散策しながら静かな祈りの時に浸れます。
浮見堂
静かな湖面に揺らぐ灯りが堂のシルエットを映し出し、水面には灯火の帯が描かれます。時折、手漕ぎ舟が水面をゆっくり進み、人も灯りもまるで幻想世界に紛れ込んだような幽玄の雰囲気に包まれます。風や水音、ろうそくのゆらめきが一体となり、都会では体験できない非日常の夜を演出します。
猿沢池・五十二段
燈花会では水辺を囲むように灯りが並びます。池から見上げる五十二段の石段にもろうそくが並べられます。昔話や伝説が眠る場所が、キャンドルのほの灯りによって、光の回廊へと生まれ変わり、過去と現在が静かに交差します。
春日大社
大社へと連なる参道や境内に、灯火が神々しく並び、数千年の時を超えた祈りが受け継がれる特別な時間帯となります。厳かな神域で灯されるろうそくは、訪れる全ての人々の願いや感謝の想いを温かく受け止める“祭儀”そのもの。世界遺産の荘厳な背景と融合した、奈良でしか味わえない灯りの体験が広がります。
東大寺・鏡池(13・14日)
8月13日・14日の2日間は特別に鏡池周辺が会場となり、東大寺大仏殿を背景に無数のろうそくが灯されます。池の水面には灯火と大仏殿の姿が美しく映り込み、圧倒的なスケールの「光と仏の共演」を間近で体感できます。
奈良国立博物館前
博物館の正面エリアが燈花会の灯りで優雅に彩られます。重厚な博物館建築とろうそくの揺らめきが生み出す光景は、古の美術と現代のアートが交わるような独自のムードを演出します。
春日野国際フォーラム甍
広場や庭園に並ぶ多数の燈火を囲んで、来場者同士の語らいや憩いが生まれ、イベント期間中は音楽やパフォーマンスなど多彩な催しも予定されています。温かな灯りのもと、世代や国籍を超えた交流が生まれる“集いの庭”として、なら燈花会の魅力を体感できるスポットです。
期間中に開催される夜間特別拝観
興福寺中金堂夜間拝観
- 開催期間:8月5日(火)〜8月14日(木)
- 拝観時間:17:00〜20:30(最終受付は20:15)
- 拝観料金:大人・大学生: 500円 /高校生・中学生: 300円 /小学生: 100円
通常の昼間の拝観とは異なり、静かな夜の中で中金堂の美しいライトアップを楽しむことができます。特に、国宝である阿修羅像やその他の重要文化財を間近で見ることができる貴重な機会です。
東大寺大仏殿夜間特別拝観
- 開催期間:8月13日(水)、14日(木)
- 拝観時間:19:00〜21:00
通常は拝観料が必要な大仏殿への入場が無料となります。特に、夜間拝観の際には大仏殿の正面にある観相窓が開放され、外から大仏様の顔を拝むことができます。この機会に、ろうそくの光に照らされた大仏様を間近で見ることができる貴重な体験となります。
東大寺万灯供養会
・開催日時:8月15日(金) 19:00〜21:30
万灯供養会は、盂蘭盆の最終日である8月15日に行われる重要な行事。この日、大仏殿の周囲には約2500基の灯籠が設置され、灯がともされます。灯籠にはそれぞれ4つの明かりが灯され、合計で約1万の灯明が点ります。この行事は、帰省できない人々のために先祖を供養することを目的としており、1985年から続いています。
灯籠に灯がともることで、境内は幻想的な雰囲気に包まれます。また、大仏殿の正面にある観相窓が開かれ、大仏様の顔が灯火に浮かび上がる様子を拝むことができます。
春日大社中元万燈籠
- 開催日時:8月14日(木)、15日(金) 19:00〜21:30
春日大社の境内にある約3000基の燈籠(約2000基の石燈籠と約1000基の釣燈籠)に火が灯されます。これにより、幻想的な光景が広がり、訪れる人々は神聖な雰囲気の中で諸願成就を祈ることができます。
万燈籠の期間中、特別拝観が行われ、回廊内に入るための拝観料は500円です。また、献燈を希望する場合は、3000円以上の初穂料が必要です。
体験燈花会・ボランティア参加について
「なら燈花会」では来場者が実際にろうそくに火を灯すことができる「体験燈花会」が人気です。一人ひとつの灯りに想いや祈りを込めて、自分だけの灯火を奈良の地にともすことができます。浮雲園地などの主要会場にて、当日受付・数量限定で体験可能です。
開催期間中には毎年多くのボランティアが運営を支えています。ろうそくの設置・火付け・安全誘導・片付けなど、市民の手でつくり上げるイベントとして、ボランティア参加も魅力の一つです。参加希望者は公式サイトから事前登録が必要で、事前説明会への参加も含まれます。
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全国のホテル・旅館に泊まりながら旅するOL。パン作りが好きで、軽井沢を拠点にパン屋さんでも働く。これまで、100を超えるホテル・旅館に宿泊をしている経験を活かし、数々の旅行サイトでWEBライターとして働く。執筆した記事も100以上!ラグジュアリーなホテルから、民宿まで幅広く宿泊。国内のおすすめホテルを紹介するため日々、執筆に勤しみながら今日も素敵な宿泊先を予約して旅をする。
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