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【第31回神戸ルミナリエ】冬の神戸を彩る「光の物語」:巡る、感じる、震災から未来へ繋ぐ特別な旅
更新日: 2025/10/29

阪神・淡路大震災の鎮魂と復興への希望の光を灯し続ける「神戸ルミナリエ」が、第31回の開催を迎えます。今回のテーマは「神戸の鼓動、光の物語」(Il battito di Kobe, un racoonto di luce.)。このテーマには、神戸の街に深く根付く記憶と未来への希望の「鼓動」を光で表現する想いが込められています。東遊園地、旧外国人居留地、メリケンパークを巡る光の旅で、冬の神戸の街並みと多彩な魅力を再発見し、希望の物語に触れてみませんか。
第31回神戸ルミナリエ 開催概要と今年のコンセプト
神戸ルミナリエは、1995年12月に、大震災の犠牲者への鎮魂と、都市の復興・再生への夢と希望を託して初めて開催されました。以来、震災の教訓を語り継ぎ、神戸の希望を象徴する行事として多くの人々に愛され続けています。第31回となる今回の目的は、大震災の教訓を語り継ぐことに加え、まちのさらなる魅力発信と神戸地域への集客を目指しています。
作品テーマ「神戸の鼓動、光の物語」に込められた想い
第31回となる今回の作品テーマは、「神戸の鼓動、光の物語」です。
このテーマの根底にあるのは、「神戸ルミナリエとともにまちを歩き、感じ、つながる新たな体験を展開」することです。これまでのルミナリエは一方向の鑑賞がメインでしたが、今年は3つのメイン会場に加え、神戸ならではの風景が広がる各所に小作品を設置する「回遊型」の作品構成になっています。
街全体を巡りながら光の物語に触れることで、訪れる人々が神戸の多彩な魅力を再発見し、地域とのつながりを感じられるようデザインされています。光のひとつひとつが、街の「鼓動」のように記憶を呼び起こし、希望を照らし、未来へとつながっていく。被災から復興を遂げ、今もなお新たな姿へと進化を続ける神戸の街で、これまでと変わらぬ祈りを灯し、鎮魂と復興への想いを未来へとつないでいく、そんな特別な旅の体験が待っています。
開催情報
- 開催期間: 2026年1月30日 (金曜)〜2月8日 (日曜) の10日間
- 点灯時間: 薄暮〜21:30まで(変更する場合あり)
- 主な会場: 東遊園地、旧外国人居留地、メリケンパーク
巡る光の物語:3つのメイン会場と特別な作品
第31回神戸ルミナリエの光の作品は、イタリアの伝統的な光の装飾「ルミナリエ」の技術と芸術性を受け継ぎつつ、神戸の街並みに合わせた新たな展開を見せています。
東遊園地会場:聖なるアプシス (Absis Sacrae)
東遊園地は、ルミナリエのシンボル的な作品が展開されるメイン会場の一つです。
- メイン作品「スパッリエーラ」:
芝生広場には、光の壁掛け作品である「スパッリエーラ」が設置されます。作品名「聖なるアプシス」の名の通り、神殿の奥にある後陣を思わせる荘厳なデザインです。全長約50m、最高部の高さは22mにも達する巨大な光の壁は、圧巻の迫力と美しさで見る人を魅了します。 - KOBEディライト・ファウンテン:
南側園地では、地元著名食品関連企業等による「食の逸品」の提供と音楽ステージなどの協賛事業「KOBEディライト・ファウンテン」が実施されます。光の鑑賞だけでなく、グルメと音楽を一緒に楽しめる、賑わいのエリアです。 - 祈りの空間:
園内では、慰霊と復興のモニュメント周辺や通路などに、高さ約8mの小さな作品が展開され、光に包まれながら静かに祈りを捧げる空間が演出されます。

旧外国人居留地会場:オペレッタの劇場 (Teatro dell'Operetta)
異国情緒あふれる美しい街並みが魅力の旧外国人居留地。石造りの歴史的なビル群に光が灯り、ヨーロッパの街角のようなロマンチックな雰囲気に包まれます。
- メイン作品「ドッピオガゼボ」:
三井住友銀行神戸本部ビル前広場に設置される箱型作品「ドッピオガゼボ」は、作品名「オペレッタの劇場」を体現しています。横幅16m、高さ7.1mの半箱型作品で、天井のある作品に変更され、華やかな「ロソーネ」も追加されて全体的にボリュームアップしています。まるで光の劇場が開演したかのような、写真映えする美しい光景を楽しめます。 - 街歩きの光:
旧外国人居留地エリアや、新港町(ニューシーポート)等では、ルミナリエと連携したイルミネーションが実施され、夜の街歩きを一層楽しく彩ります。

メリケンパーク会場:海を望む宮殿 (Palazzo sul Mare)
港町神戸を象徴するメリケンパーク会場では、作品をゆっくりと鑑賞できる有料エリアが導入されます。神戸の美しい港の夜景と光の作品を同時に楽しめる特別な場所です。
有料エリアの作品「フロントーネ」と「ガレリア」
- 「フロントーネ」:
「海を望む宮殿」の玄関となる幅約48mの玄関作品です。幅47.72m、高さ18.58mの荘厳なデザインは、まさに光の宮殿の入口です。 - 「ガレリア」:
南東の緑地通路に設置される光の回廊です。全長75.2m、高さ9.2mの光のトンネルをくぐり抜ける体験は、きっと思い出に残るはずです。
メリケンパーク会場の有料エリアは、時間帯毎に上限人数が設けられており、混雑を避けてゆったりと作品を鑑賞できるのが最大の魅力です。継続開催のためのご協力として設けられています。

有料エリア特別鑑賞券について
有料エリアに入場するには、日時指定の特別鑑賞券(紙券または電子券)が必要です。
- 販売開始: 11月1日(土曜)より。
- 鑑賞時間帯: 17:30〜21:30の間から、以下の4つの時間帯を選択して購入します。
① 17:30〜18:30/ ② 18:30〜19:30/ ③ 19:30〜20:30/ ④ 20:30〜21:30 - 券種・料金(日時指定):
前売券: 平日500円、土日750円/ 当日券: 平日1,000円、土日1,500円/
団体券(16人以上): 平日400円、土日600円
※小学生以下は無料ですが、お子様だけの入場はできません
有料エリア外にも、誰でも自由に観覧できる無料エリアが設けられています。震災メモリアルパークには、高さ7.2mの「スパッリエーラ」が設置されます。また、有料エリア外周部にはルミナリエ公式グッズや神戸銘産菓子の販売ブース、そしてキッチンカーも多数出店し、光とグルメを堪能できます。北側入口には、高さ6.6mの「カンデラブリ」2体が会場の入口のイメージとして設置されます。
神戸の街全体が輝く、冬の旅のプランニング
今年の神戸ルミナリエは、各会場を結ぶ「まち歩き」が大きな魅力です。三宮駅や元町駅からスタートし、光のルートをたどる旅の計画を立ててみましょう。
光を巡るおすすめルート
- 三宮・東遊園地エリアからスタート:
三宮駅から東遊園地へ向かい、メインの「聖なるアプシス」の迫力を体感。KOBEディライト・ファウンテンで、神戸の「食の逸品」と音楽を楽しみながら旅のエネルギーをチャージしましょう。 - 旧外国人居留地のロマンス:
東遊園地から南西へ向かい、歴史的な建造物が並ぶ旧外国人居留地へ。三井住友銀行神戸本部ビル前の「オペレッタの劇場」を鑑賞し、ヨーロッパの街角のような特別な雰囲気の中で写真を撮るのもおすすめです。 - 港町神戸の光へ:
旧外国人居留地を抜け、メリケンパークへ。道中、波止場町緑地に設置される「カッサアルモニカ」など、連携イルミネーションの小作品にも注目しながら光のルートをたどります。 - 感動のフィナーレ:
メリケンパークでは、有料エリアの「海を望む宮殿」で光の回廊をゆっくりと満喫し、神戸港の美しい夜景と光の競演を堪能。無料エリアでキッチンカーのグルメを味わったり、公式グッズを選ぶのも旅の楽しい思い出になります。
また、少し足を延ばして、北野町広場の「ロソーネツリー」や、ハーバーランド/新港町の「ロソーネ」など、神戸の観光スポットにも光の小作品が展開されています。光をたどることで、神戸の多彩な魅力をより深く発見できるでしょう。
希望を照らす光:未来へつなぐメッセージ
神戸ルミナリエの光は、単なるイルミネーションの枠を超えた、深いメッセージを持っています。作者ダニエル・モンデベルデ氏は、「ルミナリエの光は、時には傷ついた心を慰め、時には夢と希望の道を照らし、そして困難に立ち向かう勇気を与えてきました」とメッセージを寄せています。
震災からの力強い復興を遂げた神戸の街で灯されるこの光は、訪れる人々の心に温もりと安らぎを与え、勇気とインスピレーションを胸に深く灯します。光の美しさを楽しみながら、このイベントに込められた鎮魂と、未来への「希望」のメッセージを感じ取ってみてください。きっと、あなたの冬の旅をより深く、感動的なものにしてくれるはずです。
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「神戸の鼓動、光の物語」をテーマに、街全体で展開される第31回神戸ルミナリエ。特別な光の体験を通じて、冬の神戸を心ゆくまで満喫してください。
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