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【北海道】「函館」観光のビギナーへ!絶対外さない定番から穴場まで!
更新日: 2021/02/16
広大な風景と美味しい食べ物が豊富な北海度の中でも、特に異彩を放っているのが函館です。一度訪れると何度も行きたくなる人気の観光地で、見てよし、食べてよし、歩いてよしの最高の場所です。
今回は、函館にまだ行ったことがない!という「函館ビギナー」のために、函館の歴史、アクセス、定番の観光スポットやグルメをご紹介します。
北海道旅行に欠かせない交通機関の情報も掲載しているので、最後までお読みくださいね。
「函館」ってどこ?何が有名?アクセス方法は?
北海道を代表する魅力的な観光スポットとして有名な函館は人口が約25万人なのに対し、訪れる観光客は年間500万人と一大観光地として名を馳せています。美しい夜景や新鮮な魚介類、異国譲渡あふれる街並みなど人気なスポットが盛りだくさんのエリアです。
「函館」とは?
函館市は、年間500万人が訪れる観光都市です。津軽海峡、大西洋、噴火湾(内浦湾)の3つに海に囲まれた港町は、平成26年度に「日本で最も魅力的な都市」に選ばれました。
中でも函館市街地の夜景や、伝統的な街並みなどの風景が楽しめるとあって、北海道の中でも人気の観光スポットになっています。
函館は、1859年の函館開港から、西洋文化をほかの地域よりもいち早く取り入れたことによってハイカラな生活が広まり、エキゾチックで独自の街並みが形成されました。エリアごとにも、様々な観光資源を楽しむことができますよ。
おすすめエリアは3つです。朝市・大門エリアでは「函館朝市」の賑わいを楽しめたり、ベイエリア・「赤煉瓦倉庫群」では北の玄関口として栄えた港町の雰囲気を存分に感じることができ、元町・函館山エリアでは、函館山の麓に立ち並ぶ協会や坂が織りなす異国情緒溢れる街並みを満喫できるなど、様々な顔を持っているのが函館の魅力です。
函館はグルメの町。食を目的として観光で足を運ぶ人も多いのが函館です。海に面しているので魚介類はもちろんもこと、北海道らしい塩ラーメンや、ハンバーガーで有名な「ラッキーピエロ」など。そして、西洋文化をいち早く取り入れたことを背景に、洋食文化が発展し、独自の食文化を形成してきたことから、函館には飲食店も多く、何度行っても飽きない楽しさのある地域です。
一度足を運ぶと、病みつきになりますよ。
アクセス方法は?
函館には空港があり、東京、大阪、名古屋、札幌などから便が発着しているので、アクセスしやすい地域となっています。東京からは1時間20分、大阪から1時間40分、名古屋から1時間半、札幌から約40分と手軽に訪れることができます。函館空港から市の中心部までの移動は、シャトルバスで20分程度でJRで移動する場合は、東北・北海道新幹線が便利で、北海道新幹線の終点、新函館北斗駅から函館駅へは「はこだてライナー」が接続しています。
電車での移動時間の目安として、東京からは新幹線を用いて4時間半、仙台からは新幹線を用いて3時間、札幌からはJR特急スーパー北斗に乗車して3時間半程度となっています。
バスで移動する場合は、東京方面からで10時間前後、札幌からは6時間前後が目安です。
まずはここから!函館の定番観光スポット厳選5つ
函館を訪れたなら、絶対ここは外せない!というスポットを5つご紹介していきます。函館観光の定番観光地ばかりなので皆さんも既に知っているかも!若者に人気のベイエリア、エキゾチックな教会群など、函館の多彩な顔をご堪能下さい。
まずはここから!函館ランドマークの「金森赤レンガ倉庫」
金森赤レンガ倉庫は、4つの施設からなる函館のベイアエリアのランドマークです。明治15年頃に築造されたライトアップも美しい運河を囲むように、チャペルやカフェなどが配置されています。
金森赤レンガ倉庫内にあるジェラートのお店「ミルキッシモ」では、見た目と味にこだわりを持つジェラート屋さんです。原料のミルクにこだわり、多彩なフレーバーのジェラートが楽しめるお店として、人気を集めています。北海道産の厳選された旬の果物や野菜を使用しており、味はもちろん、目も楽しませてくれます。
さらに、館内はお土産の購入ができる「金森洋物館」や、金森倉庫の姿そのままの空間で工場直営のビールが楽しめる「函館ヒストリープラザ」などもあります。1つの施設で様々な楽しみ方ができるので、旅の途中に是非とも立ち寄りたいスポットです。
施設情報
営業時間:9:30~20:00
休業日:なし
住所:北海道函館市末広町14-12
電話番号:0138-27-5530
アクセス:JR函館駅から徒歩約15分
展望室から美しい星形を眺める!「五稜郭タワー」
函館山や、津軽海峡、横津連峰の山並み、そして特別史跡五稜郭の大地に輝く星形の眺望を楽しむことができる観光の定番スポット。1864年に築造された、江戸幕府の役所として幕末に作られた星形の西洋式城郭で、幕軍と官軍の最後の戦いの地として教科書にも登場しています。花見の時期には、夜桜がライトアップされたり、お堀をボートで巡れるのでいつもと違った楽しみ方ができますね!
五稜郭公園では、堀の外周が約1800メートルの散策路になっており、四季を通じて自然を満喫することもできるので、写真撮影・散策スポットです。公園に隣接するカフェスペース「自家焙煎コーヒー ピーベリー」もあり、函館をゆっくり満喫したい女子旅におすすめのスポットとなっています。
施設情報(五稜郭タワー)
営業時間:9:00~19:00
休業日:なし
住所:北海道函館市五稜郭町43-9
電話番号:0138-51-4785
アクセス:市電「五稜郭公園前」電停下車、徒歩約15分
異国情緒あふれるロマンチックな「元町教会群」を散策
国際貿易港として開港された函館。蝦夷地開拓や外交などを担う中心地だったことから、多くの領事館や洋館が立ち並んだことで、モダンでエキゾチックな街並みが形成されました。
ロシア領事館付属聖堂が前身となる日本初のロシア正教会である「函館ハリストス正教会」や英国聖公会の「函館聖ヨハネ教会」、2度の火事で焼失したものの、1924年に再再建されたローマ「カトリック元町教会」など、元町エリアには教会が集まっています。
12月上旬から3月半ばごろまで毎年開催される「はこだて冬フェスティバル」は、函館の街並みが光り輝く幻想世界を創り出す冬の特別イベントです。この期間中は「はこだてイルミネーション」と称して、歴史的な建物が立ち並ぶこの元町教会群をはじめとした元町の街並みがイルミネーションで美しくライトアップされます。
飲食店も多く点在し、ソーセージで有名なカール・レイモン歴史展示館や五島軒本店レストラン雪河亭など有名なお店もありますよ。ゆっくりブラブラ散策しましょう。
天然温泉で旅の疲れを癒す?「湯の川温泉足湯 湯巡り舞台」
函館の旬の味覚と、温泉が楽しめる「湯の川温泉」函館空港から車で5分、新函館北斗駅から約45分と好アクセスで日帰り入浴ができるのはもちろんのこと、宿泊も可能。
湯の川温泉のある渡島半島は、東は太平洋に続く噴火湾、そして西は日本海に面しているという特徴から、昔から漁業が盛んな地域として知られています。
かつて函館は、北洋漁業の基地として栄えました。魚介類の調理技術に優れており、高レベルな魚介料理を満喫することができるとあって、「湯の川温泉」の旅館やホテルは、全国の食通を魅了しています。温泉だけではなくグルメ好きにもおすすめの温泉です。
足湯は市電の下車駅からすぐの交差点の一角にあり、無料開放されています。
スポット情報
住所:北海道函館市湯川町1-16
電話番号:0138-57-8988
アクセス:市電「湯の川温泉」電停下車、徒歩1分
夜は「函館山ロープウェイ」で世界三大夜景をみる!
「函館山からの眺望」は、日本に関する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に3つ星で収録されているほどの美しさを誇ります。その眺望を満喫したい方にイチオシなのが、この函館山展望台。旅の締めくくりに是非とも足を運んで欲しいスポットです。
函館山は、約100万年前の海底火山の噴出物が土台となり、その後隆起を繰り返して、島として出現したもの。
山頂からは360度パノラマを眺めることができます。函館山山頂へは、ロープウェイ、バス、タクシーなど色々な行き方がありますが、中でもロープウェイがおすすめです。
スポット情報
住所:北海道函館市函館山
アクセス:JR函館駅から函館山ロープウェイ接続シャトルバスで約11分
函館のグルメを堪能するならここ!おすすめグルメスポット〜穴場もご紹介〜
独自の食文化を形成してきた函館には、ここでしか味わえないグルメがいっぱいです。
ラーメンにお寿司、ご当地B級グルメなど、たくさんありすぎて、困ってしまうくらい。
元祖函館ラーメンを食べるならここ!「函館麺厨房 あじさい」
函館ラーメンは、札幌の味噌ラーメンと旭川の醤油ラーメンに並ぶ北海道三大ラーメンの一つ。函館ラーメンの特徴は、透明なスープとシンプルな塩の味付けです。函館には、「塩ラーメン」の名店が数多くあります。
最近では、正統派の函館ラーメンとは一線を画す、チャーシューといった具材にこだわったり、スープの出汁にこだわってみたりと、ニューウェーブが生まれているので、ラーメン巡りをするだけでも楽しいかもしれませんね。
そんな「函館ラーメン」の店舗の中でもおすすめしたいのが老舗の「函館麺厨房あじさい」。全国にも名前が通るほどの有名店なので、知っている人も多いのでは?豚骨や鶏ガラ、煮干しでとったベースに少し生姜を効かせた深みのあるスープが特徴です。
店舗情報(五稜郭公園前)
住所:北海道函館市五稜郭町29-22
営業時間:11:00~20:25
休業日:第3木曜日
電話番号:0138-51-8373
アクセス:市電「五稜郭公園前」電停下車、徒歩約7分
やっぱり食べたいご当地グルメ!「ラッキーピエロ(函館駅前店)」
函館エリアを中心に展開している「チャイニーズチキンバーガー(350円)」で有名な「ラッキーピエロ」。地元民には「ラッピ」とも呼ばれており、17店鋪を展開しておりながら、それぞれの店舗は、各テーマを持った個性的な店作りを行っており、1つとして同じ店構えがありません。「果樹園レストラン」「森の中のメリーゴーランド」といった具合に、お店のイメージテーマが決まっており、さまざまな店舗を巡るのもお楽しみの一つです。
「ハンバーガー愛好会」の全国ご当地バーガー日本一にも輝いたことがあるほどの実力の持ち主。函館観光に行ったら一度は食べておきたいご当地グルメです。
店舗情報
住所:北海道函館市若松町17-12 函館駅前棒二森屋本店1階
営業時間:10:00~0:30
休業日:なし
電話番号:0138-26-8801
アクセス:JR函館駅から徒歩3分
珍しい無添加のウニを楽しんで!「うに むらかみ 函館本店」
うにむらかみのウニは、北海道産の、ミョウバン不使用、無添加のうにを使用しているため、ウニ本来の濃厚でクリーミーな甘みが楽しめます。うに丼やうに刺しなど、はもちろん、蒸したり焼いたりした、他では食べることのできない、ここならではのウニ料理をぜひご賞味ください。
また、ウニに合う北海道のお酒を各種厳選して用意されているので、是非ともお酒と一緒に味わって欲しいです。
店舗情報
住所:北海道函館市大手町22-1
営業時間:9:00~14:00、17:00~21:00
休業日:水曜日
電話番号:0138-26-8821
アクセス:JR函館駅から徒歩約5分
函館で回転寿司を食べたいならここ!「函太郎 宇賀浦本店」
「握るのは一貫の寿司ではなく、日本文化と函館の誇り」というコンセプトを持った回転寿司です。お米は、北海道産にこだわったオリジナルブレンド。
ネタも、函館や北海道産を中心に、旬を見極めて全国から厳選した食材を提供しています。
その日に仕入れたネタが日替わりで書いてあるので、黒板を参考にして新鮮なネタを選びましょう。津軽海峡を眺めながらお寿司を味わえる最高のロケーションです。
店舗情報
住所:北海道函館市宇賀浦町14-4
営業時間:11:00~22:00
休業日:なし
電話番号:0138-32-4455
アクセス:JR函館駅から車で5分
数多くのスイーツ目の前に選べない!「はこだてルサマーヤ・スイーツ」
函館と北海道のスイーツが結集している「はこだてルサマーヤ・スイーツ」。
フローズンスイーツや、生ケーキなどが販売されているほか、北海道ならではのお土産にぴったりなスイーツも販売されています。
「白い恋人ソフトクリーム」がおすすめです。イートインコーナーも用意されているので、旅の休憩にも最適ですよ!
店舗情報
住所:北海道函館市豊川町12-12
営業時間:10:00~18:00
休業日:なし
電話番号:0138-26-9074
アクセス:市電「十字街」電停下車、徒歩5分
海に陽が沈む絶景カフェ「ティーショップ 夕日」
明治時代の歴史的建造物を当時の様子をできるだけそのまま保ったままリノベーションした日本茶カフェ。ノスタルジックな雰囲気の店内で美しい夕日を眺めながら時間を過ごすことができますよ。全国的にも数が少ないとされている、初期港湾施設の遺構で景観形成指定建築物にしてされています。店名の通り、夕日が美しい絶景を眺めることができると、観光客にも人気のスポットです。
名物の日本茶を味わいながら、津軽海峡と函館湾を眺める贅沢な時間を満喫して下さい。
店舗情報
住所:北海道函館市船見町25-18
営業時間:10:00~17:00
休業日:木曜日、第2、4水曜日
電話番号:0138-85-8824
アクセス:「船見町」バス停下車、徒歩3分
ベイエリアでこだわりの一杯「CafeTUTU」
ショッピングスポット「金森洋物館」の隣に佇む「CafeTUTU」は、昭和初期の古い蔵を改装したお店です。ぬくもり感じる店内と、自家焙煎されたコーヒーがおすすめ。
スイーツも自家製で、ケーキセットもあるので、食後のひとときに、ゆったりとお過ごしください。
店舗情報
住所:北海道函館市末広町13-5
営業時間:11:30~20:30
休業日:木曜日
電話番号:0138-27-9199
アクセス:市電「十字街」電停下車、徒歩5分
【番外編】函館のグルメを楽しむならイベント「バル街」もおすすめ!
2004年に函館市で開催された国際会議「2004スペイン料理フォーラムinHAKODATE」の前夜祭のイベントとして誕生したのが「バル街」の始まりです。
国際会議は、当時、日本唯一存在していた函館市のバスク料理レストラン「レストラン・バスク」のオーナーシェフである深谷氏が、自身が修行したバスク料理を含む、「スペイン料理」に対する日本人の認識を正しくしたい、との思いから開催されました。
「バル街」は1日だけのぜいたくな食べ飲み歩きイベントで、初回は、430人ほどの人たちがチケットを持って街に繰り出し、寒さにも関わらず大盛況に終わりました。
現在は、春と秋に1回ずつ開催されています。5枚綴りのチケットとマップを片手に、函館西部地区の様々なお店を訪ね歩くイベントとして、地元民はもちろん、多くの観光客にも楽しまれています。
函館で観光するのに便利!おすすめ交通機関情報をおとどけ!
函館の観光スポットを効率的に回りたいのなら、観光バスやタクシーが便利です。バスはコースが色々あるので、事前にチェックしておきましょう。
タクシードライバーさんからディープな穴場を紹介してもらえるかも。
【観光バス】北都交通函館支店
充実の1日コースから、選べる半日プランなど、様々なツアーを展開している北都交通。函館夜景を満喫する所要時間約2時間15分程度の「Mt函館夜景ロマンコース」や、所要時間8時間15分と、1日かけて函館を満喫できる「函館満喫号」といったコースもあります。
グルメコースや、季節限定のコースなどもあるので、旅行の時期を決めたら、サイトをチェック!
お問い合わせ
電話番号:0138-57-4000
【タクシー】はこなびタクシー
北海道の観光であれば是非とも利用したいのがタクシーです。北海道は土地が広いからこそ、なかなか各観光スポットの距離感が掴めないですよね。
そこでタクシーの登場です。個室なので、子供さんやお年寄りの方と一緒の場合は、安心して移動できるメリットもあります。地元のベテランドライバーさんなので、もしかしたらディープな観光情報を教えてもらえるかも?
コースは、「函館市内コース」「大沼・トラピストコース」「江差・松前コース」など、様々なコースが用意されており、時間内に希望の場所をメインに回ってくれます。
あらかじめ自分の行きたい観光スポットを選定して、時間を決めてからドライバーさんに相談するのがおすすめです。
お問い合わせ
電話番号:0138-53-2727
まとめ
函館ビギナー様向けに函館の魅力をまとめてみました。
いかがだったでしょうか?函館は独自の文化があり、いろいろな顔を持つ観光都市です。美しい夜景に、エキゾチックな教会群、グルメ、温泉なども楽しめ、四季それぞれに趣きがあります。
一度訪れると虜になってしまうかもしれませんよ。
春・秋限定イベントも機会があれば、ぜひ参加してみてください。
全国のホテル・旅館に泊まりながら旅するOL。パン作りが好きで、軽井沢を拠点にパン屋さんでも働く。これまで、100を超えるホテル・旅館に宿泊をしている経験を活かし、数々の旅行サイトでWEBライターとして働く。執筆した記事も100以上!ラグジュアリーなホテルから、民宿まで幅広く宿泊。国内のおすすめホテルを紹介するため日々、執筆に勤しみながら今日も素敵な宿泊先を予約して旅をする。
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