出張ってどこまで経費なの？建て替えた食事、旅費、交通費はどうなるの？1からわかりやすく解説する。

経費と手当。一見、同じようなおカネを表す言葉のようですが、実はこれ全く異なる意味を持つ言葉なんです。
感覚的に何か違うというのは分かっても、何がどう違うかまで説明できる方は少数派でしょう。まずはこちらの２つの言葉の持つ意味の違いを解説から！ 『出張経費』とは、出張業務で必要な費用のことです。たとえば、出張先までの交通費や出張に伴う宿泊費や駐車料金などがこちらに含まれます。実際のシーンを思い浮かべていただければピンとくるかと思います。 前述の出張経費と異なり、『出張手当』とは出張経費以外の諸費用に対する手当や、出張に伴う精神・肉体的疲労に対する慰労のことです。
要するに「遠いところまで出張に行ってくれてありがとう」って意味合いで会社から支給されるお小遣いみたいなものですね。
実はこれ、会社によって支給の有無や金額も大きく異なります。
「出張に行くだけでこんなにもらえるの？うち、全然支給されないよ、、」って理由で転職を決められる方も一定数いらっしゃるようなので、出張手当を手厚くしている企業も多いようです。
出張手当については別記事で詳しく解説しているのでそちらを参考にしてください。 先ほどの出張経費の解説で勘が良い方はお気づきでしょう。
『出張先での食費は出張経費になるか』という問題です。
「移動のお金を出してくれるなら、ご当地のグルメを堪能するお金もちょっとぐらい出してくれるよね。」という考えは実は大間違い。
結論を先に申し上げますと、「基本的に」食費は出張経費として認められません。
なぜかというと、生きていく上では必然的に発生する費用なので出張業務に必要な費用とは認められないのです。では、なぜ「基本的に」なのかというと、取引先との会食や打ち合わせの食事代は出張経費として認められる場合があるからです。そちらの判断は会社によるので一度上司に確認してみてください。でも前提として「ビジネスを行う上で必要な費用」だと認められない限りは経費として取り扱われないので伝え方にはご注意を！ 初めての出張を終えて、かかった費用を精算する方法にお悩みの出張初心者の方にはぜひ読んでいただきたい部分です。会社によって多少の違いはありますが、大まかな流れを把握しておきましょう。会社で受ける説明を復習する意味でもお役に立てるはずです！ いつまでに申請が必要かは会社によりますが、あらかじめ出張する旨を上司や経理担当の部署に申請し承認を受けます。その際に、出張計画書や出張申請書、旅費の細かな計算と申請が必要になる場合があります。少し多めに申請をしておいて、後から差額を精算するのが賢い方法！ 出張先において発生した費用を一時的に出張者が立替払いする方法。
こちらは出張費の代表的な精算方法です。
ここで出張者の皆さんが注意しなければならないことは、必ず領収書をもらうことです。
領収書がなければ金額や用途も不透明となり、経費として満額支給されない場合もあります。
立替払いについて詳しく解説した記事がございますので、こちらも参考にしてみてください。

いかがでしたでしょうか？
見知らぬ土地・長い移動・あまり関係性のできていない人たちとの仕事などネガティブな面も孕む出張ではありますが、「おカネももらえて知らない土地に経費で行けるなんて幸せ！」と考える人が多い理由もうなづけますよね。
この記事を通して出張経費に関するお悩みが少しでも解決出来たら幸いです。
出張があるかぎり切っては離せないおカネの話。
しっかりとした知識を身に着けてスムーズに出張が行えるといいですね。
これからもお仕事頑張ってください！