【厳選7】外さないスポット！北海道「稚内」で観光するならまずはここから！

「稚内」ってどんなところ？

日本の最北端にある「稚内市」は、ロシアとの距離もわずか43kmという位置で、すぐそばに国境を望むことができる街です。

日本最北端ということもあり、全国一周している観光客なども多く訪れる稚内ですが、まずは稚内市についての情報やアクセス方法をまとめてご紹介していきたいと思います。

 

「稚内」ってこんなところ！

稚内は1年を通じて強い風が吹く地域としても知られており、稚内市内には74個もの風車が稼働、市全体の8割を風力発電で担っている街でもあります。

そのため稚内市では、クリーンエネルギーによる実証実験のモデル事業として町おこしも行われています。

また、稚内は海で囲まれたロケーションで海産物にも恵まれている街です。

北海道は食材の宝庫としても知られますが、稚内の海産物は海も近く新鮮で、グルメを堪能するのにもおすすめな街なのです。

 

「稚内」までのアクセスは？

日本最北端、北海道最北端の稚内へのアクセスは、いずれも時間のかかるアクセス方法となります。 

例えば、JRで札幌から稚内までを移動するには、所要時間が5時間程度で1日3往復のみの運行となっています。

また、バスで稚内に向かうには、1日6往復運行しているバスで約5時間50分の異動となっています。

車で移動の際には新千歳空港から稚内までで一般道を利用した場合は7時間、高速を利用した場合でも5時間半程度の時間を要します。

因みに「稚内空港」もありますが、発着便も少なく、フライトの時間には十分に注意しなければなりません。

最北端までの道のりは長いですが、稚内までの道のりも楽しみながら行くことをおすすめします。

 

「稚内」を観光するならまずはここから！おすすめ観光スポット7つ

長い道のりを経て稚内に訪れたのなら、必ず訪れておきたいおすすめの観光スポットが7つあります。

ここからは宗谷岬やノシャップ岬など、稚内でおすすめの観光スポットと、観光スポットでの楽しみ方について解説していきたいと思います。

 

北防波堤ドーム

稚内にある世界でも珍しい半アーチ状の防波堤「稚内港北防波堤ドーム」は、北埠頭が旧樺太航路時代の発着場として使われていた時代の記録を残す歴史的遺産でもあり、70本のゴシック建築を模したデザインは、古代ローマ建築を彷彿とさせる迫力あるものとなっています。

防波堤でありながら、港湾土木市にも残る傑作と言われており、2001年には北海道遺産にも登録されています。

また、ただの防波堤としてではなく、隣接するフェリー乗り場を利用する多くの人々にも親しまれているスポットで、稚内観光ではまず訪れておきたいスポットの一つとなっています。

 

スポット情報

住所：北海道稚内市開運

駐車場の有無：なし

アクセス：JR稚内駅から徒歩5分

 

宗谷岬

日本最北端の岬である「宗谷岬（そうやみさき）」は稚内を代表する観光スポットで、宗谷岬の先端である「北緯45度31分22秒」には、日本最北端の地であることを標す記念碑も建てられており、宗谷岬のメインフォトスポットとなっています。

季節によっては「トド」や「アザラシ」「オオワシ」「流氷」といった、北海道らしい様々な景色や動物を見られることもあります。

また、宗谷岬の最北広場駐車場から、少し階段を登ったところには、1万年前に起きた最後の氷河期で創られた「宗谷丘陵地帯」も見られ、2004年に北海道遺産にも登録された景勝地となっています。

 

スポット情報

住所：北海道稚内市宗谷岬

駐車場の有無：有り

アクセス：JR稚内駅からバスで45分

 

稚内公園

稚内市を一望するなら「稚内公園」がおすすめで、春には桜の名所としても人気のある公園で、宗谷岬やサハリンをも望むこともできる展望スポットです。

稚内駅や北防波堤にも近い観光スポットなので、稚内観光の途中にも寄りやすい場所となっています。

日本夜景遺産によって、北海道では9つ目に認定された自然夜景遺産となっており、稚内公園にある「氷雪の門」からの夜景は非常に美しいものとなっています。

 

スポット情報

住所：北海道稚内市稚内公園

駐車場の有無：有り

アクセス：稚内駅から徒歩で30分

 

ノシャップ岬（野寒布岬）

宗谷岬に次いで、稚内で有名な観光スポット「ノシャップ岬（野寒布岬）」は、非常に美しい夕日が見られる景勝地で、海の上に浮いているようと言われる「利尻富士」や、礼文島までもを一望できる絶景スポットとして知られます。

アイヌ語では「岬が顎のように突き出たところ」または「波の砕ける場所」を意味する「ノッ・シャム」と呼ばれるノシャップ岬の近くには、青少年科学館のほか、最北端の水族館「ノシャップ水族館」などの観光スポットも。

これらの観光スポットに寄る際には、必ず訪れておきたい絶景スポットです。

 

スポット情報

住所：北海道稚内市ノシャップ2

駐車場の有無：有り

アクセス：JR稚内駅からバスで15分

 

サロベツ原生花園

稚内でも北海道ならではの原風景を楽しむことができますが、中でも「サロベツ湿原」はラムサール条約にも指定される、非常に美しい湿原となっています。

サロベツ湿原にある「サロベツ原生花園」は、日本最北端の国立公園でもあり、100種類以上の高山植物が咲く場所です。

湿原内には2つのコースがあり、所要時間30分程度の外周を周る木道と、20分程度の内周ができる木道に分けられます。

「サロベツ湿原センター」のHP上では湿原に咲く花々や、湿原で観察できる鳥の情報が掲載されており、情報は随時更新されているので観光に行く際にはぜひチェックしておきたいところです。

ガイドさんと一緒に湿原を観察するプライベートプログラムでは、所要時間が1時間程度、料金は大人2500円、子供（中学生以下）1000円となっており、催行人数は2名〜10名となっています。

利用する際には「サロベツ湿原センター」に前日17時までに予約となっています。

 

お問い合わせ（サロベツ湿原センター）

住所：北海道天塩郡豊富町西豊富

営業時間：（ビジターセンター）9:00〜17:00（レストハウス）8:00～17:00

休業日：11月～4月中旬

電話番号：0162-82-3232

アクセス：R宗谷本線豊富駅より沿岸バス稚咲内行15分

 

わっかない海の駅「副港市場」

わっかない海の駅「副港市場」は、お土産や温泉、食事、ギャラリーといった様々な楽しみが詰まった、日本最北端の複合施設です。

中でもおすすめしたいのが「温泉棟」で、稚内港を一望できる大露天風呂があるほか、「ギャラリー棟」では懐かしい町並みを再現したノスタルジーな空間も満喫することができます。

グルメに関してもおすすめで、「市場棟」では海産物や地場産牛乳、北海道のお土産などを販売する店舗が軒を連ね、「波止場横丁」ではロシア料理やラーメン店など、稚内の特性を活かした料理店で食事を楽しむことができます。

 

施設情報

住所：北海道稚内市港1-6-28

営業時間：8:00〜23:00（一部店舗で異なります）

休業日：なし

電話番号：0162-29-0829

アクセス：稚内駅から車で3分 

 

稚内市立ノシャップ寒流水族館

日本最北端の水族館「稚内市立ノシャップ寒流水族館」も、ぜひ訪れるべき観光スポットです。

ノシャップ寒流水族館には、幻の魚と言われている「イトウ」をはじめ、北方系の魚たちを中心に展示、120種類3000点に及ぶ生き物を飼育しています。

このほか「クリオネ」や、非常に珍しい「フーセンウオ」の展示も行っており、ドクターフィッシュやアザラシの餌やり体験もおすすめです。

入館料も大人500円、小中学生で100円とリーズナブルな入館料なので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

施設情報

住所：稚内市ノシャップ2-2-17

営業時間：（4月29日～10月31日）9:00～17:00（11月1日～ 3月31日）10:00～16:00

休業日：4月1日〜28日、12月1日〜1月31日

電話番号：0162-23-6278

アクセス：JR稚内駅よりノシャップ岬へ約10分

 

【番外編】季節限定だけど見逃せない！稚内のイベント情報

稚内は日本最北端の地であるという点でレアな観光スポットですが、イベントのタイミングに訪れてみるのもおすすめです。

季節限定のタイミングなのでスケジュール調整も難しいかと思いますが、アクティビティやグルメ、花火大会といった一大イベントが催されるので、タイミングを合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

 

冬におすすめ「宗谷ふれあい公園スノーランド」

2月に開催される稚内の冬のイベントが「宗谷ふれあい公園スノーランド」です。

宗谷ふれあい公園スノーランドは、冬ならではの様々なアクティビティが楽しめるイベントで、「氷の滑り台」や「チューブスライダー」「スノーシュー」「歩くスキー」といったアクティビティを体験することができます。

さらに、雪景色を楽しみながらも、爽快感を満喫できる大型雪上車で走行する「遊覧雪上車」は雪に馴染みがない観光客の方におすすめ。

地元民だけでなく、多くの観光客で賑わうイベントですので、北海道の冬を満喫したいのであれば、是非おすすめしたいイベントです。

 

イベント情報

開催日程：毎年2月

会場：道立宗谷ふれあい公園特設会場

住所：北海道稚内市声問5-40-1

お問い合わせ（道立宗谷ふれあい公園）：0162-27-2177

 

稚内の美味い！が集まるイベント「最北端・食マルシェ」

北海道旅行の楽しみの一つといえば、食に関する楽しみかと思いますが、夏の稚内で開催されるイベント「最北端・食マルシェ」は、そんな食を楽しみにしている方におすすめのイベントです。 

北防波堤ドーム公園で例年8月に開催される最北端・食マルシェでは、稚内ブランドとして認定されている原材料や加工品、農畜産物、海産物など地元産の自慢の食材が勢揃い。

まさに、稚内の「うまい！」が集結する食マルシェなのです。

また、目玉となっているのが「宗谷黒牛の丸焼き」で、会場で豪快に丸焼きが披露されます。

迫力も満点ですが、お子様には少し怖いかもしれませんね。

 

イベント情報

開催日程：例年8月

会場：北防波堤ドーム公園

住所：北海道稚内市開運1丁目

お問い合わせ（最北端・食マルシェ実行委員会事務局）：0162-24-1216

 

日本最北のお祭り「稚内みなと南極まつり」

夏の稚内で開催される夏祭りが「稚内みなと南極まつり」です。

毎年8月の第一土曜・日曜日に開催されるお祭りで、初日には「北海てっぺんおどり」や「南極おどり」と、地元産の踊りで会場が盛り上がります。

2日目には花火大会が開催され、2500発の花火が打ち上げられます。

同時に「わっかない観光物産まつり」も開催されるので、観光客の方にもおすすめのイベントとなっています。

地方のイベントが大好き！という方には特におすすめですよ。

 

イベント情報

開催日程：例年8月上旬

会場：稚内中央アーケード街周辺

住所：北海道稚内市開運1丁目

お問い合わせ（稚内市建設産業部観光交流課）：0162-23-6468

 

「稚内」で観光するなら知っておくと便利！交通機関情報

稚内を観光するなら、交通機関の情報を把握しておくのが大切です。

上記で紹介してきた観光スポットを参考に、目的地の位置関係を把握しておき、どんな交通機関が利用できるのかをリサーチしておきましょう。

 

【観光バス】宗谷バス

稚内市に本社を置く観光バス「宗谷バス」は、観光シーズンに「稚内」「利尻島」「礼文島」で定期観光バスを運行しています。

稚内エリア等では路線バスも運行しているので、観光にも利用可能となっており、料金も大人が3600円、子供が1800円と比較的リーズナブルな設定となっています。 

定期観光バスは、ホームページでも様々なコースが掲載されており、「稚内Aコース」では所要時間約4時間で、稚内バスターミナル発着で宗谷岬やノシャップ岬といった定番の観光スポットを巡ることができます。 

予約は三ヶ月前から可能となっており、電話で予約を受け付けているので、稚内観光が決定しましたらずぐに予約を入れておくようにしましょう。

 

お問い合わせ

電話番号：0162-33-5515

 

【観光タクシー】稚内日の丸交通

稚内の観光タクシー「稚内日の丸交通」は、自分の旅の目的や好みに合わせて、稚内の好きな場所を巡ることができるタクシー会社です。

地元のタクシードライバーさんが運行するので、ドライバーさんたちにおすすめを聞きながら観光地を巡ってみるのもおすすめです。

また、行きたい場所を事前にピックアップしておき、好みに合わせた旅行にも対応しえくれるので、利用してみてはいかがでしょうか。

ホームページではいくつかのモデルコースや、市内中心部から各観光スポットへの移動所要時間も掲載されているので、旅の参考にしてみるとよいかも。

観光バスでは廻りきれないレアな観光スポットも含まれているので、少し思考を替えた旅行にするのであれば、観光タクシーで旅行するのもおすすめですよ。

 

お問い合わせ

電話番号：0162-23-6434

 

まとめ

日本最北端の地である稚内の観光スポットについてご説明してまいりました。

見所としては決して多くはありませんが、最北端の地という点で行く価値が十分にある稚内への観光は、どのシーズンで訪れてもおすすめではありますが、ぜひイベントのタイミングに合わせていきたいところです。 

2日ほどの日程でも十分に楽しめる場所なので、しっかりと観光スポットをリサーチし、スムーズに回れるように計画を立ててみましょう！

著者紹介

マイまい｜ミニッツマガジンライター
（東京都生まれ、軽井沢に在住）

全国のホテル・旅館に泊まりながら旅するOL。パン作りが好きで、軽井沢を拠点にパン屋さんでも働く。これまで、100を超えるホテル・旅館に宿泊をしている経験を活かし、数々の旅行サイトでWEBライターとして働く。執筆した記事も100以上！ラグジュアリーなホテルから、民宿まで幅広く宿泊。国内のおすすめホテルを紹介するため日々、執筆に勤しみながら今日も素敵な宿泊先を予約して旅をする。

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