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出張中の移動時間は労働時間?移動時間の過ごし方もご紹介!

出張には移動時間が発生するものですし、サラリーマンにはつきものですよね。新幹線や飛行機など出張には様々な移動手段があるわけですが、どんな手段だろうと出張先までの時間は必ずかかってしまいます。

「出張の移動時間って労働時間に入るの?」

多くの人が考えたことはあるのではないでしょうか?
他のサイトの記事を読んでもハッキリと答えが分からなかったという方もいるかもしれません。
そこで今回は、この疑問を解決すべく分かりやすい解説をしていきます。

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目次

労働時間とは

出張

まずは労働時間の定義からみていきましょう!

(以下、『(37)【労働時間】労働時間の定義|雇用関係紛争判例集|労働政策研究・研修機構(JILPT)』より引用。)

『(1)労基法32条のいう労働時間(「労基法上の労働時間」)は、客観的にみて、労働者の行為が使用者の指揮命令下に置かれたものと評価できるか否かにより決まる。就業規則や労働協約、労働契約等で、特定の行為(実作業のための準備行為など)を労働時間に含めないと定めても、これらの規定には左右されない。労基法上の労働時間は、就業規則に定められた所定労働時間とは必ずしも一致しない。』

つまり、客観的に見たときにその行動が使用者によって決められたものだとしたら、それは労働時間になるということですね。

『(2)本来の業務の準備作業や後かたづけは、事業所内で行うことが使用者によって義務づけられている場合や現実に不可欠である場合には、原則として使用者の指揮命令下に置かれたものと評価され、労基法上の労働時間に当たる。』

これは、準備作業や後かたづけであっても必ず必要になる場合は、その時間も労働時間に含まれるということです。

『(3)労働者が具体的な作業に従事していなくても、業務が発生した場合に備えて待機している時間は、使用者の指揮命令下に置かれたものと評価され、労基法上の労働時間に当たる。ビル管理人の仮眠時間などは、労働から完全に離れることが保障されていない限り、休憩時間ではなく、労基法上の労働時間に当たる。』

そして最後は、具体的な仕事をしていないとしても待機時間は労働時間になるということです。

以上が労働時間の定義ですが、これだけでは移動時間は労働時間に含まれるのかどうかはハッキリと見えてきませんね。

出張の移動時間は労働時間に入るの?

出張

では具体的に出張の移動時間に焦点を当てた意見を見ていきましょう。移動時間に関して明示された条文はないので、実際の判例に基づく意見となっています。

入らないという意見

実は、日本において出張の移動時間は労働時間に含まれないという考え方が主流なのです。というのも、移動時間は労働拘束性の程度が低く、実労働時間とは考えにくいからとされています。たしかに移動時間中は、ご飯を食べたり睡眠を取ったりと時間を自由に使うことができます。感覚としては通勤時間の扱いと同じようですね。
これは、たとえ休日に前乗りという形で移動した場合も同じようです。

入るという意見

先ほども言いましたが残念ながら、日本では出張の移動時間は労働時間に含まれないという考え方が主流です。しかし、最近では移動時間の一部は労働時間ではないかという考え方を持つ方も増えてきています。
それらの根拠となっているのは、スマートフォンやパソコンによるモバイルワークの普及といえるでしょう。数年前、モバイルワークがほとんど普及していなかった時代はたしかに自由に時間を使うことができました。
ところが現在、新幹線や飛行機の中でさえネット環境が整ってきており、そこで仕事を行うことが可能となってきました。実際に、移動中は出張先の会議のために資料作成をしていたという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
今後、出張の際の移動時間に対する考え方は変わっていくかもしれませんね。

移動時間をどう過ごすか

出張

ここまでで移動時間は労働時間に含まれないということが分かったと思います。そうなると、移動時間を有意義なものにしたいですよね。移動時間をどう過ごすかの例をいくつかご紹介したいと思います!

読書

のんびりと読書はいかがでしょうか?普段まとまった時間が取れずにあまり読書ができていないという方におすすめです。自分の価値観を広げたり、新しい物の見方を変えたりできるかもしれません。

睡眠

現代日本では社会問題といえる睡眠不足。移動後に大切な会議にすぐ向かわないといけないという方は、移動中にゆっくりと寝るのもいいかもしれません。アイマスクや耳栓を持っていけば快適に休むことができます。

資格勉強

自分を高めたいという方におすすめの資格勉強。資格を習得は簡単なことではありませんが自身のスキルアップへと必ずつながります。また、企業によりますが昇給につながることもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?出張をする際に必ずといって伴う移動時間に関して詳しくお話をしてきました。現在では、移動時間を労働時間に含めないという考え方が主流ですが、インターネットの普及の影響もあり、近いうちに変化していくかもしれません。
もし、移動時間はお仕事の準備をする必要がないという方は、この記事を参考にして自分なりの時間を過ごしてみてください!
著者紹介
マイまい|ミニッツマガジンライター

マイまい|ミニッツマガジンライター
(東京都生まれ、軽井沢に在住)

全国のホテル・旅館に泊まりながら旅するOL。パン作りが好きで、軽井沢を拠点にパン屋さんでも働く。これまで、100を超えるホテル・旅館に宿泊をしている経験を活かし、数々の旅行サイトでWEBライターとして働く。執筆した記事も100以上!ラグジュアリーなホテルから、民宿まで幅広く宿泊。国内のおすすめホテルを紹介するため日々、執筆に勤しみながら今日も素敵な宿泊先を予約して旅をする。

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